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鳥取産業保健総合支援センター 所長 川﨑 寛中 

沖縄から北上する桜の花を気象学の前線になぞらえて桜前線と表現されますが、今年の桜前線はほぼ平年並と予想されていますので、山陰地方では4月上旬に染井吉野(ソメイヨシノ)が満開になることでしょう。わが国では「花」と言えば桜を指すほどに日本人は桜花好きですが、これに劣らず米国人も桜を愛しているようです。3月22日に首都ワシントンで始まった「全米桜祭り」は日米友好を願って盛大に開催されています。桜祭りは1912年に尾崎行雄東京市長が日米友好のシンボルとして約3千本のソメイヨシノの苗木を贈り、現在では毎年百万人以上のアメリカ市民が首都ワシントンのポトマック河畔に咲く華やかな桜を楽しんでいます。

平成26年4月から鳥取産業保健推進連絡事務所が改変され、産業保健推進センター(連絡事務所)事業、メンタルヘルス対策支援センター事業及び地域産業保健センター事業を一元化した新たな産業保健事業が始まり、当連絡事務所の名称は鳥取産業保健総合支援センターに変更されました。当センターの業務内容は、これまでと同様に事業場における産業保健活動の促進、産業保健関係者のための専門的研修及び事業者等に対するメンタルヘルス等産業保健対策の普及啓発事業の実施、並びに小規模事業場の事業者及び労働者に対する産業保健サービスの提供による労働者の健康確保に努めてまいります。

4月は平成26年度の始まりで人事異動の季節でもあります。この中にはベテランの職員や、希望に目が輝いた社会人として第一歩を踏み出した新人も含まれています。皆さんが一日も早く業務を通じて戦力となられるように期待します。当センターでは職員4人体制から5人体制になりましたので、職員一同が一層ステップアップを心掛けて産業保健活動の業務に取り組んでまいります。

桜の花の盛りは一週間ぐらいで、その間に「花にあらし」の日もありますので、穏やかな明るい青空が広がる日を選んで花あるときには花に酔ってください。