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鳥取産業保健推進連絡事務所 代表  川﨑 寛中

早いもので今月から平成25年度第3・四半期に入りました。気象庁は10月は全国的に高温で暑い秋になるという予報を発表していますので、5月1日から10月末までのクールビズ(軽装)期間のうち、最後の1か月間は秋のクールビズとして、職場では服装は身軽く、気持は快適な秋で業務に励み実績をあげてください。

厚生労働省が中心になって、10月1日(火)〜7日(月)まで平成25年度(第64回)全国労働衛生週間が実施されます。今年度は「健康管理 進める 広げる 職場から」のスローガンのもとに、労働者自身や管理監督者、産業保健スタッフが一丸となって健康管理を進め、労働者の健康が確保された職場の実現を目指すことになっています。

平成24年度の一般定期健康診断実施結果によると、何らかの所見を有する労働者の割合は52. 7%(鳥取県の有所見率は前年より1.1%減の47.9%)とほぼ前年度並みとなっていますので、産業保健スタッフは事業場における労働者の健康確保の立場から、健康診断の実施を徹底し、健康結果に基づく保健指導や事後措置を適切に実施していくことが重要です。
労働者の生活習慣病対策として、禁煙、運動、バランスの取れた食事、高血圧の厳重な管理、血糖コントロールなどが重視されています。健康診断や人間ドックで労働者の運動習慣を調べると、健康への意識が高まって「運動あり」が年ごとに増加していますが、中でもウォーキングが圧倒的に多いようです。近年、中高年の生活習慣病・介護予防にインターバル速歩トレーニングが注目されています。具体的には3分間の速歩の後に3分間のゆっくり歩きを挟むもので、「ややきつい」と感じる運動量でも、次のスローダウンで気分が楽になり、繰り返しの速歩に移りやすい長所があります。

10月1日から赤い羽根共同募金運動が始まります。赤い羽根を胸につけて秋の景色を眺めながら、ウォーキングやランニング、サイクリングなどで体力向上に努めてください。