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所長のメッセージ

所長のメッセージ  : 令和5年6月によせて

投稿日時:

鳥取産業保健総合支援センター 所長 黒沢 洋一

 

早くも梅雨入り 豪雨に注意

 

5月29日、中国地方は昨年よりも13日早く梅雨入りとなりました。梅雨は湿気が多く、多くの人にとって気が重くなる季節です。そんな梅雨の日は、着心地のいいルームウェアを用意、コーヒーで幸せなひととき、ツボ押しで日頃の疲れをとろう、本を読んでリラックス、温泉施設でまったり、映画鑑賞を満喫など梅雨の時期の楽しい過ごし方がインターネットで紹介されています。

この時期の雨は、田植え後の稲(苗)の成長を促す“恵みの雨”で、梅雨は自然界で必要不可欠なものと考えられています。梅雨入り宣言は、湿気が多く、気が重くなる季節の到来を知らせるものではなく、稲の成長を促す“恵みの雨”の到来を知らせるものでしょう。

しかし、近年、梅雨時期の“集中豪雨”による災害が目立つようになりました。中国地方でいえば、広島県から岡山県にかけて甚大な被害をもたらした平成30年7月の西日本豪雨が思い起こされます。個人的にもゲリラ豪雨に遭遇して車が立ち往生したこともあり、その怖さを身近に感じます。気象庁は、梅雨入りの発表と同時に大雨による災害への備えの呼びかけをしています。最近では気象庁から豪雨をもたらすとされる線状降水帯の予測が行われるようになりました。梅雨入りは、”豪雨に注意“の知らせでもあります。