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所長のメッセージ

所長のメッセージ  : 令和6年1月によせて

投稿日時:

鳥取産業保健総合支援センター 所長 黒沢 洋一

 

「地震に備える」

 

2024年1月1日午後4時10分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、
石川県で最大震度7が観測されたほか、北海道から九州の広範囲で地震による揺れが観測されまし
た。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

鳥取県でも、震度3以上を記録しました。椅子に座ってくつろいでいた私は、当初地震と気づか
ず、めまいがしているのかと思いました。直後のテレビニュースで地震と知り、さらに日本海沿岸
に津波警報・注意報が出されたので驚きました。鳥取沿岸では最大1mの高さの津波が到達すると
予測され、実際に境港市で60センチの津波が観測されました。小規模とはいえ津波が襲ってくる
とは想像もしていませんでした。能登地方では、2020年12月ごろから地震活動が活発な状態が続
いていて、2023年5月には震度6強を観測しました。私は、金沢からの帰りの列車でその地震に遭
遇し、列車内の携帯電話から地震速報のアラームが一斉に鳴り響き、車内が一瞬緊迫した雰囲気に
なったことを鮮明に覚えています。震度6と大きな地震だったので、その後は徐々に地震活動はお
さまるのではと素人ながら思っていましたが・・。

専門家によれば、2011年の東北太平洋沖地震を契機にわが国は地震の活動期に入ったと考えられ
ています。地震を避けることはできません。地震に備えねばならないと改めて感じた新年でした。